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アジア映画 【その他】 ブログトップ

大河のうた [アジア映画 【その他】]



 『大河のうた』 (1956・インド)
 ■監督:サタジッドレイ
 ■撮影:スプラタ・ミットラ
 ■音楽:ラヴィ・シャンカール
 ■キャスト:ピナキ・セン・グプタ スマラン・ゴーシャル コルナ・バナルジー




以前からこの監督の名前は知っていて、本当は『大地のうた』という作品を見たかったのです。しかしその作品は僕が愛用しているレンタルビデオ屋さんには置いていませんでした。そこで先日たまたまこの作品を見つけたので、早速借りて先日見てみました。内容は、なかなか良かったです。が、それからネットでちらちらこの映画の情報を見ているときに、衝撃的な(というほどでも無いのですが)ことに気付きました。

どうやら『大河のうた』は『大地のうた』の続きらしい。

ということでやや後悔しましたが、これにめげずいつか『大地のうた』を見ようと思ったのであります。さて、長い前置きはこの辺にして本編に。

僕はインドが好きで今まで3回訪れているのですが、こういうインド映画もあるのか、と新鮮でした。僕は現地で数回映画館へ足を運びましたが、そのほとんどが『踊るマハラジャ』みたいな美男美女が踊って歌う(しかも異様に長い)映画なのです。まぁインドの映画館で見ている分には楽しいのですが(インド人は、きれいな女優さんが出てくると口笛をならしたり、拍手したりするんですよ(映画館で!)、それを見ていて楽しいってこと)、それ以外で見ても絶対面白くないんですね(笑)。ですのでこういう所謂「普通の」映画を見たことなかったのです。

優秀な成績で高校を卒業し、未来への希望を胸に抱えて都会へ向かうオプー。それに対して、息子に平凡な僧でもいいから、田舎で一緒に暮らすことを望んでいる母親。移動の自由(土地・階級)のある現代では、万国共通のテーマであると思います。若者は都会へ行きたがり、親はそれに反対して手元に置こうとする。映像と音楽がなかなか良いので(あまり派手ではないので、安心して見ていられる)、見応えありの作品となっています。他のも見てみよう。

【勝手に採点:★★★★★☆☆☆☆☆】


『THE OTHER FINAL』 [アジア映画 【その他】]



 『THE OTHER FINAL』 (2002・日本,オランダ
 ■監督:ヨハン・クレイマー
 ■撮影:レックスブランド
 ■音楽:マーセル・ワルヴィッシュ
 ■キャスト:ディニッシュ・チェトリ オットリー・ラボーデ





これは2002年の日韓ワールドカップ決勝戦(ブラジル対ドイツ)と同日、アジアの仏教国ブータンで行われた「もう一つの決勝戦」のドキュメンタリーです。「もう一つの決勝戦」とは、FIFAランキングの最下位2国、202位のブータンと203位のモンセラート諸島が試合をして、最下位を決定する試合のことです。

このフィルムでは試合開催が決定した日から、実際に試合が行われた日までを描いているものなのですが、こう言ってはなんですけれど面白い。次から次へと災難が襲い掛かってくるんですね。両チームともコーチが不在になったり、モンセラートの選手たちがカルカッタで足止めをくらったことが原因で感染症に罹ったり、審判が前日まで決まらなかったりと、日本で行われる決勝戦とは規模が全然違うわけですね。しかし、僕個人的にはこの試合には胸をうたれるものがありました。それは、本来サッカーとはこうあるものではなかったか、と。

オリンピックでもそうですが、このように世界規模のスポーツ大会となると、スポンサーである大企業を宣伝することが最優先、みたいな「金儲け」が中心にあってスポーツはおまけのようなところがありますよね(まぁある程度は仕方ないのかもしれませんが)。それに比べると規模も小さいおかげで、「一般庶民が楽しむためのサッカー」であるこちらの決勝戦の方が、選手も観客も楽しんでいるように見えました。愛国主義的で狂気的な熱狂ではなくて、純粋にボールが蹴られているのを見て楽しむ、というシンプルな熱狂がそこにはありました。
 
あと大きな声では言えませんが、NikeとAdidasはこの試合のスポンサーになるの拒否したみたいです。何だかせこくていやですね~(笑)。

『アザー・ファイナル』 公式ページ

【勝手に採点:★★★★★★★☆☆☆】


『あの娘と自転車に乗って』 [アジア映画 【その他】]



 『Beshkempir (The adopted son)』 (1998・キルギス,フランス
 ■監督:アクタン・アブディカリコフ
 ■撮影:ハッサン・キディリアレフ
 ■音楽:ヌルラン・ニシャーノフ
 ■キャスト:ミンラン・アブディカリコフ アルビナ・イマスメワ アディール・アブリカシモフ





初めて見てみました、キルギス映画

感想はというと、とーーーっても長閑な映画でした。思春期の少年の様子を描いた作品で、最初の方はひたすら淡々と進んでいくのですが、これが何故か退屈じゃない。少年たちの息遣いまでが聞こえてきそうで、いつの間にか映画に入り込んでいく感じです。

少年のお婆さんが後半で亡くなり、その時に少年に遺言を託します。そして皆の前で託された遺言を発表するシーンがあるのですが、その遺言がまた素晴らしいものなんですね。それは、正確ではありませんが確かこんな内容でした。

「もしお婆ちゃんがお金を借りていたら、僕が返します。
もしお婆ちゃんがお金を貸していたら、無かったことにします。」

こんな世界がまた地球上にあったんですね。

『あの娘と自転車に乗って』 公式ページ

【勝手に採点:★★★★★★★★☆☆】


『フェーンチャン ぼくの恋人』 [アジア映画 【その他】]



 『フェーンチャン ぼくの恋人』 (2003・タイ)
 ■監督:コムグリット・ドゥリーウィモン 他6人
 ■撮影:ソンヨット・スックマークアナン
 ■音楽:アマラポーン・メータクナウット
 ■キャスト:チャーリー・タライラット フォーカス・ジラクン チャルームポン・ティカマポーンティラウォン




今まで見たタイ映画(そんなに見てないけれど)の中で、一番面白かった。
淡い初恋の物語、『フェーンチャン』(フェーンは恋人・チャンは子供が使う人称代名詞)。

実はわたくしはタイ語を勉強していて、先日無謀にも字幕なしで見てみたんですね。
まぁストーリーは単純だから大体の意味は分かったんですけれど、細かいところが(ちっとも)分からなかったのでもう一回見てみました。

いやぁ~、なかなか切なくなる映画です…。小学校のときに仲が良い異性がいると、周りに冷やかされますよね。そんなこと気にしなきゃいいじゃん、って今となれば思うんだけれど、子供のころって何故かそういうのを死活問題だと考えてたなぁ。それで思ってもいないのに「こんなやつどうでもいいよ」とか何とか言って、怒らせて家に帰って後悔する(笑)。これはやっぱり万国共通のことだったみたいです。

初恋(初めて仲良くなった異性)を思い出したい方は必見です。
それにしてもノイナーはかわいい。いや、ロリコンとかじゃないですよ(笑)。

『フェーンチャン』 公式ページ

【勝手に採点:★★★★★★★★☆☆】


『ザカップ 夢のアンテナ』 [アジア映画 【その他】]

 『ザ・カップ 夢のアンテナ』 (1999・ブータン,オーストラリア
 ■監督:ケンツェ・ノルブ
 ■撮影:ポール・ウォレン
 ■音楽:ダグラス・ミルズ
 ■キャスト:ウゲン・トップゲン ネテン・チョックリン ジャムヤン・ロゥドゥ ラム・チョンジョル



近年、リチャードギアを中心として?ハリウッドでも人気沸騰中のチベット仏教をベースにして作られた映画です。舞台は仏教国、ブータン。個人的に訪れてみたい国の一つなのですが、ビザが個人には下りず、またツアーも膨大な料金を取られるということで、まだ行っていない国です。いつ行けるんだろう。

チベット仏教というと、日本人にはあまり馴染みがないかも知れませんが(僕自身もあまり知りませんが)、皆さんダライラマ氏の名前くらいは知っているはずです。彼こそがチベットでの最高権力者であり、チベットの象徴なんですね。非暴力思想を有している立派な方です。

この映画で特筆すべきは、監督やキャストのほとんどが、実際の僧たちであるということです。皆さん演技がとてもお上手ですね(笑)。違和感なく見れますので、まったく問題ないです。むしろ、実際の僧たちを使っていることで、よりリアリティーが出ているような気がするほど。

現代では情報のグローバル化が進み、仏教の修行の障害となるものもたくさん出てきています。この映画では、1998年のサッカーのワールドカップを取り扱って、サッカー大好きな少年僧たちが如何にTV中継を見るか、を苦闘する様子が描かれていますが、現実の僧たちはこういうものだろうと思います。もちろん中には修行に専念することが出来る僧もいるとは思いますが、むしろ少数派ではないかと。厳格な仏教徒を否定する気は毛頭ありませんが、こうして折り合いをつけてバランスを取った僧たちも、立派な僧であるということが出来るのではないでしょうか。むしろ人間臭くて、僕みたいな凡夫には親近感も得ることが出来ますしね(笑)。ラストの先輩僧の言葉もとっても印象に残るものとなっています。

ソフトな仏教のようすを垣間見たい方にはおススメの映画です。

【勝手に採点:★★★★★★★★☆☆】

『ザカップ 夢のアンテナ』公式ページ


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