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『博士の異常な愛情』 [米国映画]



 『Dr Strangelove, or how I learned to stop worrying and love the bomb』 (1964・アメリカ,イギリス)
 ■監督:スタンリーキューブリック
 ■撮影:ギルバート・ジョージ
 ■音楽:ローリー・ジョンソン
 ■キャスト:ピーター・セラーズ ジョージ・C・スコット スターリング・ヘイドン キーナン・ウィン




アメリカとソ連による冷戦時代に、キューブリックが放ったブラックユーモア作品です。
人間の狂気を中心に据えて、膨大な力(核兵器)を握ってしまった人間が如何なる行動を取るかが描かれています。

いやぁ、なかなか痛快でした。先に軍部が勝手な行動を取り、それを大統領ら政治家たちが食い止めようとするのですが、それも上手くいかず・・・。アメリカでは軍部が非常に力を持っているんですよね。キューバ危機のときも、軍部は戦争に乗り気だったといいますし。政治家も頭が痛いでしょうね(笑)。

軍部の主張は、ソ連の勝手な行動を放置しておいたら世界中が共産化してしまう、という被害妄想のたまもので、先日見たヴェンダースの『Land Of Plenty』と共通するところがありました。強大な権力を持つものには、いつ手にした権力を失うかもしれない、といった種の悩みはつき物ですからね。定めといえばそれまでなのでしょうけれど。

何はともあれ、一人の人間の狂気によって世界が滅びる、という話は怖いですね。映画自体はユーモアたっぷりに描かれているので、十分楽しめましたよ~。

【勝手に採点:★★★★★★☆☆☆☆】


『ニュースの天才』 [米国映画]



 『Shattered Glass』 (2003・アメリカ)
 ■監督:ビリー・レイ
 ■撮影:マンディー・ウォーカー
 ■音楽:マイケル・ダナ
 ■キャスト:ヘイデン・クリステンセン ピーター・サースガード クロエ・セヴィニー ロザリオ・ドーソン




上映している時から見たかったのだけれど、映画館で見るほどではないかなぁ…って思っていてビデオで借りてみてみました。

大統領専用機にも乗せることが許されている唯一の政治雑誌、ニューパブリック誌で起きた、敏腕記者による記事捏造事件の話です。捏造をしているところから、捏造が発覚してどうなっていくが淡々と描かれています。

きっと、最初の方は読者を楽しませるために、多少の良心の呵責を抱えながらも捏造してしまったのでしょう。しかし、3回4回と捏造を重ねているうちに、それに慣れてしまったのではないでしょうか。最近日本でも世間を賑わせているある事件が話題になっていますが、それも似たような心理状況でしょう。悪事も習慣になると、きっと罪の意識も薄くなってしまうものでしょうから。

ヘイデン・クリステンセン氏が巧く演技していたので、違和感なく見れました。

『ニュースの天才』 公式ページ

【勝手に採点:★★★★★★★☆☆☆】


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